Cats living on the South Island.

旅先で出会った南の島の猫と、mono、ものつくりの記録です。

空洞です。

BGMはゆらゆら帝国の「空洞です」

m.youtube.com

この曲が主題歌となった映画

「愛の剥き出し」って見たことありますか?

 

上映時間237分。

 

一度も早送りしたりせず。

 

この映画なんなんだろう

コメディなのかな

混乱したまま最後は号泣でした。

 

フィクションだと思ったら

実話がモデルとなっていて

 

拝金主義の新興宗教を題材に一部に

俗なテーマをフォーカスしながら

宗教の本質に迫るような

崇高さが無いと言い切れない

 

映画の中には生きることの苦しさ難しさや

人間の醜さ美しさ弱さ強さの

本質が物語られていると感じました。

 

この曲の

 

のんびりと、どうしようもない切なさを

内側から他人事のように眺めるような歌詞も

 

激しく、壊れながら誰かを癒そうともがく

映画とのコントラスト

 

作中で真島ひかりさん が唱える

コリント書第13章の

「愛が無ければどんな高尚な言葉も、空虚に響くただの音」

というセリフを反響している空間を歌ってるようで

 

 

けっこう話は重いし、長いし、

バイオレンスやセクシーもあり

上品ではない

 

演者さんの魅力でそこが

緩和されている感じ

 

好き嫌いは分かれると思うのですが

見たことない人がいたら

何もやる事が思いつかないような時間ある時に

オススメしたいです。(長いから)


愛が、人としての理性にこそ宿るものだとしたら

愛を知らず愛にたどり着けない人たちの慟哭が

剥き出しに描かれてるかもしれない

 

監督もふざけたような演出をしているが

カルトが人を捕食するような罠について

リアルに描かれていると語られている部分もあり

知ってると役立つかもしれません。

 

※個人の感想です。